[インド発] 昨日、千葉県のスーパーで缶ビールを盗んだとされる男性が、スーパーの店長に撲殺されているが、インドの西ベンガル州では無賃乗車していた青年が複数の車掌に列車から放り出されて死亡するという事件が起こっている。
去る9月1日、スラト・パンディさん(26)は、チケットを持たずに列車に乗り込んでいた。
列車がバーダマン郡内のカトワ駅に向かって走っている時、車掌が現れ、乗車券のチェックを開始した。パンディさんの番が回って来たが、乗車券を持っていないことがバレてしまい、車掌は罰金として200ルピー(約560円)をその場で支払うよう要求した。
しかしながら、あいにく彼は40ルピー(約110円)しか手持ちが無く、罰金を払うことができなかった。すると、その場にいた4人の車掌たちは、列車が走行中であるのにもかかわらず、パンディさんを車両から投げ出してしまったのである。彼はその場で即死した。
列車がカトワ駅で停車すると、4人の車掌たちは急いで逃げようとしたらしいが、ことの顛末を見ていた乗客たちはそのうちの一人を取り押さえ、ぼこぼこに殴りつけた。この車掌はその後警察に逮捕されているが、残りの三人については捜索中とのこと。
万引きにしろ、無賃乗車にしろ、罪には違いないが、殺されても仕方がないほどの罪とはとうてい言えない。また、弱みを握られ加害者たちのストレス解消の対象にされてしまったのではないかと思ったりもする。
しかしながら、ちゃんと正当な料金さえ払っていればあわずに済んだ災難であった。ただほど怖いものはないのである。
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- 2007-09-06 09:15
- 生と死
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