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実話怪談:タイムスリップした女医

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[アメリカ発] ものの本によれば、タイムスリップした先の世界はモノクロもしくはくすんだ色調で見えることが多いというが、このケースも例外ではないようだ。

語り手はサウスジャージー在住のデイブさん。これはデイブさんの細君が、彼と結婚するまえ、まだ駆け出しの医師のころ体験した話である。


語り:デイブさん



アメリカの心霊研究家ジム・ハロルド氏が運営する実話怪談ポッドキャスト「キャンプファイア」2020年2月13日配信分より


今から30年近く前の1992年のこと。その年、彼の細君――名前は伏せられているので、ここでは仮にクレアさんと呼ぶことにする――はメディカルスクールを卒業したばかりだった。卒業後、クレアさんは研修医として忙しい毎日を送っていたが、ある時、サンディエゴに住むメディカルスクール時代の学友を訪ねることにしたという。

彼女はサンディエゴへ飛び、学友のテリーさんと合流した。久々に会い、会話がはずむ二人。そんななか、二人は急きょ、フェニックス行きの飛行機に乗ることとなった。東海岸住みのクレアさんは、アリゾナ州にあるグランドキャニオンへ行ってみたいとずっと思っていたといい、それを聞いたテリーさんが格安航空券を2枚買ってくれたのだった。

彼女らがフェニックスの空港に到着したのは夜遅く。そして、空港でレンタカーを借りると、セドナに向け出発した。時刻はすでに22時を回ろうとしていた。車のハンドルを握ったのはクレアさんだった。彼女は疲れていたが、友人にはこの旅行のために無理をしてもらったので、せめてここは自分が運転しようと思ったそうだ。


実話怪談:タイムスリップした女医グーグルマップ地図を確認すると、セドナはちょうどフェニックスとグランドキャニオン国立公園の中間地点にあるのがわかる。二人はおそらくフリーウェイの17号線を走ったのだろう。フェニックスからセドナまでは車でおよそ2時間。ドライブラプス↓を見てもわかるように、17号線は砂漠のような原野を通る。



二人の乗る車はフリーウェイに入ると、フェニックスの街を出た。景色はうってかわって、そこに広がるのはなにもない砂漠。道路には街灯もなく、クレアさんは暗闇のなかヘッドライトを頼りに車を運転した。ふと気づくと、友人は助手席で居眠りをしている。どれくらい走っただろうか。ここで、彼女はあり得ないものに遭遇する。




突然、夜明けが近づいたかのように周囲が白んだと思うと、恐竜が目の前に現れたのだ。おまけに、不毛の砂漠は古代植物がおいしげるジャングルに変貌していた。だが、恐竜もジャングルもぼんやりとしたモノクロで、この世のもののようには見えなかったという。

信じがたい光景を目の当たりにしながらも、クレアさんは運転を続けた。フリーウェイは消えずにそこにあったのだ。途中、恐竜たちが近づいては、彼女の頭上をまたいでいく。

この時、彼女は「ばかばかしい! わたしは本当に疲れてるんだわ」と、心のなかでつぶやいていたそうだ。かといって、ねむっている友人を起こしたくはなかった。

しかし、10分も過ぎたころ、彼女はとうとう耐えられなくなって車を止めた。そして、友人を起こすとこう言った。「テリー、運転を代わってちょうだい。おかしな話だけど、わたし、幻覚を見ちゃってるの」。この時までに、ジャングルが砂漠に戻っていたかどうか、彼女は定かではなかったという。

旅行から帰ってきたクレアさんは、この話をデイブさんにした。すると、彼は「きみは外科の研修医だし、疲れきってたんだよ。ちゃんと寝てないからさ」と言って笑い飛ばしたそうだ。実際、彼女が仕事でくたくたになって帰宅することは珍しくなかった。結婚後も、カップルはこのことを面白おかしく話すことはあっても、あまり深く考えることはなかったという。

ところが、それから5年が過ぎたある日のこと。デイブさんはテレビを見ていて、のけぞりそうになった。それはディスカバリーチャンネルの放送番組で、セドナにあるボルテックス(ラテン語で渦巻きを意味する)と呼ばれるパワースポットを特集したものだった。番組内で、そこに住む女性がインタビューを受けていたのだが、デイブさんが驚いたのは女性のこの言葉。

「時々、ベランダに出て渓谷や砂漠を見渡すんですが、恐竜を見るんです」

それを聞いたとたん、デイブさんは「こっちへ来て、これを見てみなよ!」と叫んで、クレアさんをテレビの前に呼んだ。番組を見たクレアさんは、「これは、わたしに起こったこととほとんど同じだわ」と言ったという。

デイブさんはこう言って話を締めくくった。「僕たちは、何度も何度もあの出来事について振り返ってみました。クレアはちゃんと目が覚めていたし、運転もしていた。彼女は気が狂ってなんかいません。教養もあり、しっかりした人物です。それでも、彼女は恐竜を見たんです」

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