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砂糖を取り過ぎると失明につながる眼病、加齢黄斑変成症(AMD)を発症するリスクを高める(米研究)

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[アメリカ発] 人間、中高年期に入ると、体のあちこちにガタが出てくるものだが、視力も例外ではない。老眼は誰も避けることができないが、40歳頃から始まるといわれている。また、この年代では失明する人も出てくるのだが、日本人の中途失明原因のトップスリーは、糖尿病性網膜症、緑内障、加齢黄斑変成症(AMD)である。

AMDは欧米では一番の失明原因となっているが、日本でも3万人の患者がおり、近年増加傾向にあると言われる。これに罹ると、網膜に異常な老化が起こり、網膜の黄斑部が変成して、視野の中心部分がぼやけたり、歪んで見える等の症状が出る。治療をせず放置すると、数年で失明する難病だ。(このサイトの管理人さんはAMDを患う一人だが、症状を図解入りで分かりやすく解説している)

今までこの眼病の原因は不明であったのだが、砂糖分やでんぷん質の多い食品を食べ過ぎるとAMDに罹りやすくなるという研究報告書が米国の栄養学学術誌『The American Journal of Clinical Nutrition』 の7月号で発表された。

報告書の著者は、タフツ大学付属の米国農務省・老化に関する人間栄養学研究所に勤務するチョン=ジョン・チウ博士とアレン・テイラー博士である。研究対象となったのは、年齢55〜80歳の米国民約4100人で、彼らの食生活について調査すると共に、目の検査を行い、AMDを患っているかどうかをチェックした。

食生活の調査では、90種類の食品がリストアップされており、調査参加者はそれぞれの食品の摂取頻度と量を記録した。この調査で両博士が注目したのは、食品の血糖インデックスである。

このインデックスは、食品によって食後の血糖値が違うことから食後の血糖上昇の程度によて食品に点数をつけたもので、食品によってどれくらい血糖値が高くなるかという指標となるものだ。砂糖分の多い食物や白小麦粉のように精製された穀物は、血糖インデックスが高く、全粒粉、豆、野菜類は同インデックスが低い。

一方、AMDの有無を確認する検査は、人によっては片目だけ発症しているケースもあるので、参加者単位ではなく、眼球を単位としてカウントしている。

検査した眼球の大部分はAMDを患ってはいなかったが、602個の眼球は進行したAMDを患っていた。食生活の調査結果と照らし合わせてみたところ、血糖インデックスが最も高い食品群を摂取している人々は、年齢、性別、他の危険因子の有無に拘らず、少なくとも片目に進行したAMDを抱えるリスクが最も高いことが判明した。

この研究は、AMDが何故発症するのか、厳密に示したわけではない。食生活だけが原因かどうかもわからない。また、調査そのものも長期間に渡ったものではなく、研究のために参加者が食生活のパターンを変えてみるといったこともなかった。しかしながら、チウ、テイラー両博士は、進行したAMDケースの5分の1は血糖インデックスの低い食品を食べることで防げたかもしれないと考えている。


筆者は国・地域別の砂糖消費量を調べて見たのだが、日本の年間の1人あたりの消費量は平均で19.6kg(1997年)であったのに対し、アメリカは32.9kg、EUは38.9kgであった(国際砂糖機関に拠る)。欧米の砂糖消費量はかなり高いことがわかるが、その欧米でAMD患者が多いという事実は、両博士の主張と矛盾していない。

昨今、砂糖の摂取に関して、砂糖有害論者と有益論者の間で激論がネット上でも交わされているが、同研究レポートはそれに一石を投じるものである。

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