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巨大な頭を持つパキスタンの「エレファントマン」

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巨大な頭を持つパキスタンの「エレファントマン」


[パキスタン発] 今日ご紹介するのはディスカバリー・チャンネルが18日、プレミア放送した1時間ものドキュメンタリーから。奇病に取り憑かれた3人の人々をルポしたものだが、5分に満たないクリップに登場するのは、そのうちの一人、パキスタン人青年のサイン・ムムタズさん(18)だ。


冒頭のイントロに登場するのは、顔面の左半分が肥大し変形してしまったパキスタン人男性のルドゥさんと、まだ赤ちゃんなのに体の内から外から腫瘍に侵され命の危険に晒されているノア君。「Giant Head」by Discovery Channel - 2009年11月18日放送 -


人は皆、なにかを背負って生きているものだが、この青年を見ていると、背負う荷の重さは平等にはできていないなあと改めて思う。以下に、ほぼナレーションに従って(独自に編集した部分あり)放送内容を書き記してみた。


「みんな、僕のことを怖がるんです」という彼の頭は異様に大きい。顔はまるで化物のようで、背骨はセムシ男のように曲がっている。

彼は10歳の時、医者からプロテウス症候群を患っていると診断されたという。これは皮膚や骨が異常発達する先天性疾患で、「エレファントマン」ジョゼフ・メリックが抱えていた病気でもある。メリックは頭の重圧に耐えきれず首の骨が折れ、27歳の若さで死去したが、サインは自分も長生きできないんじゃないかと心配だという。 

サインはラホール郊外にある小さな町に家族といっしょに暮らしている。大所帯で家が手狭なため、家の中庭に置かれたベッドで寝起きする。「起きなさい。さあ、顔を洗って服を着なさい」という父親の掛け声で朝が始まる。

この家には、父親のワジール、母親のラニ、4人の兄弟とその家族たちが住んでいるが、サイン以外にこの疾患を持つものはいない。彼の頭が肥大し始めたのは5歳の時で、今はそれが背骨や手足にも広がっているという。

そのため彼は体が不自由で、家族が身の回りの世話をしている。シャワーを浴びるのを手伝うのは兄のスニ。「弟は自分で体を洗えませんから、私が洗ってやるんです。子供のときは正常に見えたんですけどね。そのうち、骨が増殖し始めて、自分の面倒も見れなくなったんですよ」とスニは言う。

朝の支度に取り掛かるサインの姿を盗み見て、親に連れられて来た小さな坊やが今にも泣き出しそうな顔をする。このように、彼の家には、彼の奇怪な姿を一目見ようと、しょっちゅう人々が訪ねてくるそうだ。

サインはこう言う。「ほらね。あの坊や、とっても怖がってる。みんな、僕のことを怖がるんです。怖がらせないよう気をつけてるんですけどね」

出かける準備ができた彼は、父の運転するオートリクシャーに乗り込む。これが彼の日課だが、今日、向かうのはラホール近郊のムリッキだ。彼は、ラホールやその周辺で物乞いして生計を立てているのだが、稼ぎは彼の大家族を十分養えるだけあるという。

自宅から20キロ離れたムリッキにはかれこれ7年通っているといい、彼は地元住民たちによく知られている。彼を霊的に神に近い存在と見て、金を払い彼に祈願してもらう人々もいるそうだ。そこでは彼を「ジャイアント(巨人)」と呼ぶ人もいれば、「サイン(神の子)」と呼ぶ人もいる。

しかし、最近、物乞いするのが辛くなってきたとサインはこぼす。体が痛み、呼吸にも困難を来すようになったからだ。

「金を得ようと、息切れしながら歩いてます。炎天下を歩いていると、頭がおかしくなりますよ」と彼は言う。

しかし、それでもサインは何時間にもわたり物乞いを続ける。だんだんと息子の体調が心配になってきた父は、彼といっしょに神に祈るためモスクへ向かった。

サインは敬虔なイスラム教徒で、信心深い青年だ。毎日、欠かさずモスクを訪れ、少なくとも日に2度は神に祈りを捧げる。しかし、時々は一人で祈りを捧げ、神の許しを請うそうだ。

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