[アメリカ発] 作家、五木寛之氏のベストセラー『
大河の一滴』に次のような一節がある。
「人は大河の一滴」
それは小さな一滴の水の粒にすぎないが、大きな水の流れをかたちづくる一滴であり、永遠の時間に向かって動いていくリズムの一部なのだと、川の水を眺めながら私にはごく自然にそう感じられるのだった。
私は、この一節を読んだ時、漠然と、その大河にはいったいいくつの水滴が流れ込んだのか、すなわち、今までいったい何人の人々がこの世に生まれ、死んで行ったのかと考えたものである。
けれど、それを推し量ることは至難の技だ。まず、人類がいつ地球上に誕生したのかを特定しなければならない。それができたとして、次には過去に遡り、各時代の人口と出生率を推し量らなければならない。現代と違って、一昔前までは国勢調査などというものは無かったわけで、これもなかなか難しい。
しかし、米国の人口調査局はその難しいタスクに挑戦し、試算を出している。以下の表がそうである。
地球上に生まれた人間は何人いるのか?| 年 | 人口 | 人口千人当たり出生数 | 基準年間の出生数 |
|---|
| 50,000 B.C. | 2 | - | - |
| 8,000 B.C. | 5,000,000 | 80 | 1,137,789,769 |
| 1 A.D. | 300,000,000 | 80 | 46,025,332,354 |
| 1200 | 450,000,000 | 60 | 26,591,343,000 |
| 1650 | 500,000,000 | 60 | 12,782,002,453 |
| 1750 | 795,000,000 | 50 | 3,171,931,513 |
| 1850 | 1,265,000,000 | 40 | 4,046,240,009 |
| 1900 | 1,656,000,000 | 40 | 2,900,237,856 |
| 1950 | 2,516,000,000 | 31-38 | 3,390,198,215 |
| 1995 | 5,760,000,000 | 31 | 5,427,305,000 |
| 2002 | 6,215,000,000 | 23 | 983,987,500 |
| | | |
| 50,000 B.C.より2002年中期までの合計出生数 | 106,456,367,669 |
| 2002年中期の世界人口 | 6,215,000,000 |
| 合計出生数に対する2002年中期の世界人口の割合(%) | 5.8 |
出典:米国人口調査局この試算では、現代のホモサピエンスはおおよそ5万2千年前(50,000 B.C.)に地球上に現れたと想定しているが、その当時の人口がたった二人なのは、聖書に出て来るアダムとイブを指しているのであろうか。( まじめなスタディなのに、ジョークのつもり? まっ、それはともかく、)人類が農業を始めたのは1万年前(8,000 B.C.)だと言われるが、当時の世界人口はたった500万人程度だったようだ。
キリストの時代(1 A.D.)には、人口も3億人にまで増えている。18世紀から19世紀にかけて、西ヨーロッパで産業革命が起きたが、その頃には10億人を越えた。その後、人口はかつてないスピードで増え続け、2002年には62億人に達している。
さて、この試算表によると、人類が初めて地球上に現れて以来、1,065億人もの人々が生まれたという事になる。そのうち、2002年現在の人口は、5.8%を占める。一千億人の人々が生まれ、そして死んでいったということか。やっぱり、大河である。
ソース:
How many people have ever lived on earth?
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- 2007-06-29 23:57
- 人間学
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