[カナダ発] 『
悪魔のいけにえ』というアメリカのホラー映画を見た読者は何人いるだろう? 知る人ぞ知る映画だが、ジャンルがマイナーなだけに、知らない人が多いかもしれない。1974年に第一作が発表された後、2003年にリメイクが出され、2006年にはその続編も出ている。蛇足だが、私はオリジナルが一番怖かった。あのレトロな画質と、無名の役者たちの素人っぽい演技が逆にリアルさを演出しているのだ。
どのバージョンにも、殺人鬼、レザーフェイスの犠牲者が、天井から伸びる大きなフックに、まるで肉塊のようにぶら下げられるシーンが出て来るが、これと同じシーンを映画ではなく、実際に目の当りにしたと法廷で証言する女性がいる。
現在、その法廷では、カナダ史上最悪の連続殺人鬼とされる、ロバート・ピクトン被告(57)の裁判が行われている。被告は26人の女性を殺害した容疑で第一級殺人罪に問われているが、そのうちの6人の殺人容疑についての公判である。
しかしながら、彼の監房に相棒として入り込んだおとり捜査官に対し、彼はすでに49人殺害しており、もう1人殺すつもりだったと告白している。事実、バンクーバーで売春等をしていた60人余りの女性が今でも行方不明だ。
ピクトン被告は、バンクーバー郊外で兄弟と共同経営する養豚場で、女たちを殺しバラバラに解体したと言われている。今週月曜日、法廷で証言した女性、リン・エリングセンさん(37)は、そこで犠牲者の1人の解体現場を偶然見てしまったという。
当時、リンさんは売春婦をしており、ピクトン家に1ヶ月間滞在していたのだが、ある夜、寝ていたら物音で目が醒めてしまい、家畜小屋に行ってみたそうだ。そこで彼女が見たものは・・・
「死体を見たのです。(天井から)ぶら下がっていました」と彼女は涙を拭きながら、上ずった声で証言する。
家畜小屋には血まみれの被告がおり、彼女を見て、これまた血だらけのテーブルまで来るように命じたそうだ。そして、ガタガタ言うなら、殺すと脅されたという。
リンさんは、コケインの中毒患者で、その夜も就寝前にコケインをヤっていたそうだが、家畜小屋の様子を見て、いっぺんに正気に戻ったと言い、幻覚を見たわけではないと主張している。
また、リンさんは、解体場にあった死体は、その日の夕方、ピクトン被告がバンクーバーから拾って来た売春婦だったと検事の尋問に対して答え、「彼女の髪は長い黒髪でしたが、それがテーブルの上にのっていました。本当に怖かったです」と証言している。
この後、彼女はそそくさと養豚場から逃げ出しているが、被告は彼女に、家畜小屋で見た事を決して誰にも話さないという約束をさせた後、そこを去る事を許したそうである。
この話で興味深いのは、なぜ、被告はリンさんを殺さなかったのかということだ。被告に取って、彼女を殺すのは朝飯前の事だったろうし、そうすれば口封じも完璧ではなかったか? 何か理由があるはずだと思うが、それは被告にしかわからない。
ソース:
- Witness tells of butchered body on hook
- 'I saw woman hanging from chain at pig farm' [+画像]
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- 2007-06-27 16:28
- 猟奇殺人
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