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デパートのマネキンに頭を撫でられた少年

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[アメリカ発] 私は、人形や道化師やマネキンが苦手でしてね。でも、それには理由があるんですよ。あれは1966年、カリフォルニアのサクラメントに住んでいた頃のことです。当時、私は11歳でした。調度、新学期が始まるっていうんで、家族揃ってニューベリーズという大きな百貨店に通学用の服を買いに出かけたんです。毎年恒例のことなんですがね。

母親が私や弟達のために選び出した服を試着室で着てみた後、今度は靴を買いにエスカレーターで2階に向かうといった具合に、朝から晩までそこで過ごすんですよ。でも、しばらくすると飽きちゃって、じっとしていられなくなるんですけどね。

その日に限って、私は母親に、弟といっしょに玩具売り場に行ってもいいか尋ねました。母は最初はためらってましたが、迷い子にならないようにねって言って許してくれました。私と弟は玩具売り場のあるメインフロアまで降りて行きました。その時、店内に並ぶいくつかのマネキンの横を通り過ぎたんですが、まるで生きてる人間のように見えましたね。そのことを弟にも言いました。で、私たちは水着を着てビーチボールを抱えた男性のマネキンの前で立ち止まったんです。

私は、このマネキンと同じポーズをして、おかしな顔をしたりして、ふざけて見せました。弟は笑ってました。私は店内を見回して、デパートの店員が自分たちを見てないか確認すると、マネキンの持っていたビーチボールを奪って、本格的にポーズを取り始めました。弟は笑い転げてました。

私はボールをマネキンに返して、おどけた声でマネキンにお礼を言いました。1時間くらいすると、母親が降りてきて私たちを呼びました。もう、帰る時間です。買い物に出かけた時は、いつもどこかで食事をして帰るのですが、私は腹ぺこでした。弟なんか、私より先に駆け出してましたよ。

私も母親に合流しようと例の水着姿のマネキンの横を通り過ぎたんですが、その時、マネキンがビーチボールを抱えていないことに気付きました。私は、再びおどけた声を出して「もう行かなくっちゃ、ミスター・ダミー(マネキンを意味する)」ってマネキンに声をかけました。

そして、そこから立ち去ろうとした時、誰かに頭の後部を優しく撫でられたような気がしたんです。嘘じゃありません! 私はとっさに振り返りました。でも、そこには誰もいませんでした。いるのは私とマネキンだけです。怖くなった私は、母親に向かって駆け出しました。デパートを出る時、店内を振り返ってみたら、マネキンはまるでさようならとでも言うように、片方の腕を上げてたんですよ! オー・マイ・ゴッド!

by F.T.

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学校の怪談3(スリー)公式超全集商品価格:798円レビュー平均:0.0 デパートのマネキンに頭を撫でられた少年 ... 片方の腕を上げてたんですよ! オー・マイ・ゴッド! by F.T. ソース: The mannequin's touch 関連記事: 学校の怪談3:学食に女の幽霊が出たー! 美容?...

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