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大ヒット記事を書いた中国の新聞記者、盗用発覚で解雇

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パクリ・盗作 スキャンダル事件史 (宝島SUGOI文庫 A へ 1-83) (宝島SUGOI文庫)
[中国発] ことの発端は、中国沿岸部、山東省のローカル紙『Peninsula Metropolitan News』(略称PMN、中文紙)に15日掲載された1本の三面記事だった。

記事の内容はセンセーショナルで、不況のため、ある実業家が愛人5人を1人に絞る選考を実施したところ、選考にもれた愛人の1人が復讐の死傷者事故を起こし、実業家はすべてを失ってしまったというもの。

この記事は、英字紙『上海日报(シャンハイ・デイリー)』を始めとする中国各紙にも次々と取り上げられた。筆者も、このニュースは18日ネタ探ししていた時SBM上で目にしているが、その時点で米CNN、仏AFP、英デイリー・テレグラフ、英デイリー・メール等、欧米のメディアにも伝播していた。

このニュース、実はオモロイドでも取り上げたいなと思ったのだが、以下のようにCNNやAFPがすでに日本語に翻訳して流していたこと、デイリー・テレグラフ紙が記事の終わりにガセネタの可能性があることを断っていたことなどから(詳細は下記で)、ボツにした経緯がある。


このように、PMNがスクープした記事は数日のうちに英語圏や日本語圏に広まる大ヒットとなったのである。

しかしながら、この記事は担当記者が雑誌に掲載されていた記事を丸ごと盗用し、登場人物の名前を入れ替えただけのものであることがかなり早い段階で発覚していた。PMNは17日、盗用の事実を認める謝罪文を掲載していたのだ。この盗用事件を18日付記事で取り上げた英字紙『中国日报(チャイナ・デイリー)』が謝罪文を転載している。

それによると、盗用の被害に遭ったのは中国内陸部、湖北省の首都、武漢(ウーハン)で刊行されている雑誌『ジーイン(ソールメイト)』。PMNの編集長、チャン・シン氏によると、現在、同誌に掲載されていた記事が事実に基づくものなのかどうか確認中だという。

また、PMNの記事では山東省、青島(チンタオ)市郊外の崂山(ラオシャン)で車による死傷者事故が起こったとされているが、同市警はそのような事故を処理したことはなく、記事に出てくる地名も存在しないと言っているそうだ。これが事実なら、雑誌の記事自体も創作である可能性が高い。

というわけで、1人の新聞記者が書いたガセネタに多くのメディアが乗せられてしまったわけだが、筆者の知る限りデイリー・テレグラフ紙だけは、記事を鵜呑みにするのではなく、現地の警察に事故の有無を問い合わせる等独自の調査をしていた。また、中国のネット掲示板で記事の信憑性を疑うコメントが噴出していたことも指摘、捏造記事である可能性を示唆していた。

なお、盗用がバレた新聞記者は即刻解雇されたそうだ。

ソース

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1件のコメント

[C164]

興味深いニュースですね!

注目の集め方としては最高ですが、盗用の上に捏造…となるともちろん即刻解雇でしょう。

安易な記事やキャッチコピーにはご用心ですね。

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