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ガジュマルの木陰で25年間暮らした夫婦

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ガジュマルの木陰で25年間暮らした夫婦


[インド発] 幹が多数分岐していて、それに樹の本体から伸びる沢山の気根が絡まるガジュマル(別名、バニヤン・ツリー)は妖しげな雰囲気を醸し出す木であるが、ジャーカンド州にはこの木を我が家として25年間住み続ける夫婦がいる。

マングラ・マハリさんと妻のバルキさんは、共に50代前半のトライバル(先住民族)だ。州都のランチから30キロ離れたタティシルベ駅近くの木陰で生活している。

若い頃、同じ村に住む2人は恋に落ちたそうだ。しかし、両方の家族に結婚を反対され、家を追い出されてしまった。

カップルは村の寺院に駆け込んだが、祭司は親や村人たちの反発を恐れ、かくまうことを拒否。どこにも行き場がなかった2人は、その夜、ガジュマルの根元で一夜を過ごした。

「朝、目覚めてみたもんの、どこにも行く所がなくてな。木を住処にすることに決めたんじゃ。それ以来、ずっとここに住んどるよ」とマングラさんは言う。

夫婦は、灼熱の太陽と雨露を凌ぐため、木の枝々にビニールシートをかけ屋根代わりにしている。家財道具というと、調理道具、毛布、袋、煉瓦で作ったチュルハ(かまど)がある程度だ。

バルキさんは、このような木陰の間に合わせの住居で、2人の息子を生んだ。長男は2年前に結婚し、今では家も建てている。タティシルベ駅やその周辺で、ダトゥーン(ハブラシとして使われる木製の棒)を売って生計を立てる老夫婦は、長男夫婦の家に引っ越すつもりはないらしい。

「この木の下で25年間暮らして来たんだ。誰もわしらをかくまってくれなかった時、助けてくれたのはこの木だった。ここから出て行くなんてできんよ。良い思い出も悪い思い出も、この木と共にあるんだ」とマングラさんは言う。

日雇労働者として働く息子たち、ソリハさんとアジャイさんは、両親を誇りに思っているという。

「父も母も、苦しくても逃げずにここで頑張ってきたんです。両親は、苦しい時も共に生きようとする愛し合うカップルのお手本なんです」とアジャイさんは言う。

寺院の祭司もこう語る。「我々はマハリ夫妻に敬意を表しています。社会に強いられて、私は彼らを寺院にかくまうことを断りました。カップルは誰の助けも借りず、一生懸命働き子供を育て上げたんです」

マングラさんはこう言う。「結婚後の生活は辛いものじゃった。だが、励まし合って、貧しいながらも頑張って来た。結婚して25年経った今、わしらは満足しとるよ」

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