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パレスチナ人の代理として
驚き、はらわたが煮えくり返ることだが、パレスチナ人が関わることには我々の記憶力と平衡感覚は機能しなくなるようだ。ユダヤ人は、世界列強そしてその国民たちに、[ユダヤ人が]過去に受けた残虐行為や大虐殺を決して忘れないよう求めて来た。ところが、イスラエルの政策については、すべての平衡感覚を捨てて結論を急ぐことを期待される。突然、イスラエルとパレスチナは2つの同等の力を持つ交戦国と見なされるのだ。6ヶ月の停戦後、紛争当事者の一方(パレスチナ人)はロケット弾を発射することで停戦を破ったと言われている。攻撃された被害者(イスラエル)はただ自己防衛のために行動しているだけなのだーーブッシュ政権と多くのヨーロッパ各国政府の全面的な支持の元、イスラエルが世界に向けて発信、無頓着でイスラエルに加担する西側メディアが中継する言い分を、もし我々が信じればの話だが。最も勇気あるメディアでも、イスラエルの「過度の」反応を指摘する気にはほとんどなれないようだ。何という勇気!
そして、とりわけ、何という嘘! 数十年もの間、ハマスが勢力を得るずっと前から、パレスチナの人々はその尊厳を踏みにじられ、正当な権利を拒否されてきた。オスロ「平和」合意から一連の交渉(妥協であることの方が多かったが)に至るまで、繰り返し反故にされた約束から報道陣が大騒ぎした撤退計画に至るまで、パレスチナ側の代表は何一つ達成してはいない。イスラエル政府は、左であろうと右であろうと、時間稼ぎをし、嘘をつき、即座に敵を処刑し、パレスチナの一般市民の死をイスラエルの安全のためのコラテラル[不運な巻き添え]として片付ける一方で、[占領地域における]不法な入植地を拡大し続け、「既成事実」を作り上げる政策を推進してきた。占領下パレスチナの国連人権特別報告者、リチャード・フォーク氏を含む多くの専門家たちは、イスラエルの政策がジュネーブ条約に違反していること、そして、それは当初の段階から[パレスチナをアラブ、ユダヤの二ヶ国に分割するという]二ヶ国解決策をほとんど不可能にしたことを認めている。
イスラエル政府は、(国連総会の決議と国際法廷を完全無視し)ヨルダン川西岸に住むパレスチナ人たちを壁で囲い込んだ。また、ガザのパレスチナ人たちを封鎖、包囲攻撃し、食糧や医薬品・医療の不足を招き、大量失業[70-80%]を生み出した。絶望状態を作り出したのである。国際人道援助機関の活動も厳しく制限され、非常に必要とされる食糧供給もままならない。6月19日から12月19日までの[エジプトの仲介による]停戦は、封鎖解除とガザーエジプト国境検問所の再開を条件としていたが、イスラエルもエジプトもこれらの条件を順守しなかった。パレスチナの人々は、何週間、何ヶ月、何年もの間、非人道的な扱いを受けてきた犠牲者なのだ。我々の目前で現在繰り広げられている虐殺を正当化するため、これらの現実を無視するべきなのだろうか? ロケット弾がガザから発射されたからといって、パレスチナ人の災難は彼等自身にその責任があるのだろうか? 記憶力の減退はすべての平衡感覚の喪失により悪化している。現在、イスラエル政府の命令により、イスラエル人犠牲者数の100倍、200倍、300倍のパレスチナの一般市民が殺されているのだ。
イスラエルはアメリカの支持とヨーロッパ各国政府の沈黙に守られ、「国際社会」に対する軽蔑を堂々とひけらかしている。効果的なコミュニケーション戦略と(いつも偽情報を流している)無頓着なメディアのおかげで、イスラエル政府は時間を稼ぎ、150万人の人々を非人道的な包囲攻撃し、そして、今、大虐殺することが許されている。我々は傍観者に成り下がり、我々の「中立性」は良心の呵責から我々を守っているというわけだ。何百人ものパレスチナ人の死が、来るべき選挙[2月実施]を視野に入れて、精神力と決断力を[選挙民に]誇示したいイスラエルの指導者たちの政治的打算によって決められることを我々が理解する時、皮肉が頂点に達する。2006年夏のレバノンでの混迷は修正されなければならないのだ。任務達成。イスラエル人の80%がガザでの殺戮行為を支持している! ゾッとする!
東洋にしろ西洋にしろ、政府や国家の反応を見ていて、我々は「国際社会」から何かましなことが期待できるだろうか? 国際社会のしてきたことと言えば、加担者としての後ろめたい沈黙、偽善、持久戦術、パレスチナ人人命の軽視のみだ。彼等の理想的な解決とはヨルダンやレバノン[にパレスチナ人を押し付けること]、あるいは「永久に暫定の」難民キャンプ[つまり、パレスチナ人の国家は認めないということ]なのだ。イスラエルの暴力的で過激主義的な政策に対する国際的な非暴力の抵抗運動を展開する時がやって来た。記事を書いたり、会議を開いたり、パレスチナ人擁護のためのデモをしたり、既存組織の活動の相乗効果を向上させたりして、綿密に正確な情報を継続的に流すことでパレスチナ問題について関心を得るようにし、国際世論を集結しなければならない。これだけは分かっている。パレスチナ人はたわんだりはしても、決して折れることはないのだと。我々は彼等の正当な権利を守り続けなければならない。世界中で、断固とした平和的な方法で彼等の抵抗を支援する必要がある。イスラエルは、その畏怖すべき武力にも拘らず、紛争で勝ってはいない。イスラエル社会は深まる危機に直面している。イスラエルの国家と国民は、パレスチナ人の正当な権利と尊厳を認めない限り、彼等にとり安全な未来はなく究極生存することも許されないのだということを一日も速く悟るべきだ。時間稼ぎ、現実無視、「衝撃と畏怖」、流血と殺戮の戦略は決して勝利を保証しはしない。それどころか、それは敗北への道なのだ。
注)[ ]内の注釈は筆者による。
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そんななかで、この記事は素晴らしいものと感じる反面、問題の発端となる ”三枚舌外交” のイギリスからと考えるとシニカルな感じがする。