
The Face of Global Sex 2007
[イギリス発] 以前、英デュレックス社による『
世界のセックス・レポート2008年度版』を紹介したが、今回は「初体験」をテーマとする、その2007年度版を取り上げてみたい。2008年度版と同じく、データは同社実施のオンライン調査「Sexual Wellbeing Global Survey 07/08(07/08年度性生活幸福度世界調査)」から抽出、初体験の年齢、心境、避妊対策等について分析された。
以下はそのハイライト。図は各国のデータをそれぞれ棒グラフを使いランク付けしたものである。前回同様、比較を容易にするためバーの色は地域ごとに色分けされている。
まず、日本人が処女・童貞を喪失する年齢だが、平均19.4歳となっている。世界平均は19.25歳。図1からわかるように、アジア諸国は初体験の年齢が軒並み世界平均より高い。最も初体験の年齢が高いのはマレーシア(23.0歳)で、インド(22.9歳)、シンガポール(22.8歳)が後に続く。日本はアジアの中では初体験の年齢が最も低い。
図1 初体験の年齢一方、アジア以外の地域はほぼすべて初体験の年齢が世界平均より低いが、とりわけ欧州・北米・オセアニア諸国の年齢の低さが際立つ。最も年齢が低いのはオーストリア(17.3歳)で、ブラジル(17.4歳)、ドイツ(17.6歳)が後に続く。
相手のプレッシャーに屈し処女・童貞を捨ててしまったという人の割合は、日本の場合26.7%、ほぼ4人に1人で、アジアではトップ、世界では第4位の高さとなっている(図2)。
図2 相手のプレッシャーに屈し処女・童貞を捨ててしまったまた、初体験に向け心の準備ができていた人の割合は、日本は世界最低でわずか7%しかいない(図3)。
図3 初体験に向け心の準備ができていたこれとは対照的に、初体験の年齢が最も高いマレーシアはプレッシャーに屈した人の割合は10.9%と世界で最も低く、心の準備ができていた人の割合は41.5%と世界で最も高い。
さらに、予めプランを立てて初めてのセックスに臨んだという人の割合を見ると、日本は最下位の中国(34.9%)に次ぎ43.5%となっている(図4)。地域ごとの違いも明瞭で、欧州やオセアニアの人々はアジアの人々に比べ、その場の成り行きで処女や童貞を捨てるのではなく、プランを立て計画的にそうする傾向が強いことがわかる。
図4 予めプランを立てて初体験に臨んだ最後に、初体験での避妊対策であるが、コンドームを使用する日本人の割合は55.9%で、ポーランド(63.2)、ギリシャ(59.8%)、スペイン(57.2%)に次いで第4位、アジアではトップとなっている(図5)。他の避妊方法も加えると、割合は77.2%に増える(図6)。つまり、日本人のほぼ4人に3人は初体験の時避妊をしているわけだ。
図5 初体験の時コンドームを使用した
図6 初体験の時避妊した 2008年度版レポートでは、アジア人、とりわけ日本人の性的自信の無さが浮き彫りになってしまったが、2007年度版では、アジア人は初体験の年齢も比較的遅いことが明らかになった。日本人はアジアでは最も早く初体験を済ませてしまうが、心の準備ができていないのに処女・童貞を捨てる人が大多数であることも判明。救いは、それでも避妊は怠らない人が多いということだろうか。
ソース
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- 2008-10-05 02:51
- 愛と性
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その為に他のアジア諸国に比べ年齢が低くなったのではないでしょうか?
ネット普及率の低い発展途上国では早婚の傾向が強いイメージがあるので
日本が一番アジアで低いというのは今ひとつ実感が湧かなかったりします。
後、ネット普及率の高い台湾と韓国がこのアンケートから除かれてるのが不思議。