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最愛の妻のため6000段の階段を50年かけて完成した男

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最愛の妻のため6000段の階段を50年かけて完成した男


[中国発] このラブストーリーは今から半世紀前にさかのぼる。当時二十歳の若者であったリュー・グオジャンさんは、10歳年上でしかも子持ちの未亡人だったシュー・チャオチンさんと恋に落ちてしまった。

しかし、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』さながら、彼の友人や親族たちは年齢差とシューさんが子持ちであることを理由に、二人の交際に反対したそうである。

世間のゴシップとあざけりから逃れようとした二人は、中国南西部にある重慶(チョンチン)市、江津区の山中にある洞窟に身を潜めた。当然ながら、そこには電気など通っているはずもなく、食べるものといえば、山に自生する草木の葉っぱや根っこぐらいしかなかった。


夫婦が暮らした家


このように、駆け落ち当初、彼らの生活は厳しく、シューさんはリューさんを縛り付けているのではないかと思い、何度も彼に「後悔してない?」と問いかけたそうである。すると、リューさんはいつも決まって「一生懸命働いていれば、いつか生活は楽になるよ」と答えたという。


シュー・チャオチンさん

リュー・グオジャンさん


リューさんはインク瓶を利用して石油ランプを作ったりするなどして、電灯のない生活環境を改善した。また、洞窟での新婚生活が始まって2年目に入ったころ、彼は妻が楽に山を上り下りできるようにと山肌を削って階段を作り始めた。彼が階段を完成したのは50年以上あとのことだった。


6000段の階段


2001年、年老いた夫婦と6000段以上からなる階段を偶然発見したのは、山中を探索していた探検隊だった。

「私の両親は、50年以上も世を忍んで生きてきましたが、とても愛し合っていました。一日たりと別々に過ごしたことがなかったですね」と語るのは、7人いる子供のうちの一人、リュー・ミンシェンさんである。「母はそんなにしょっちゅう山を下りるわけではなかったのですが、それでも父は母のためにと6000段以上の階段を素手で作り上げていったんです」


6000段の階段を見下ろす夫婦


しかし、2007年12月某日、老夫婦にもとうとう別離の時がやって来た。その日、いつものように畑仕事から帰ってきたリューさん(72)が、突然倒れてしまったのだ。リューさんはシューさんの腕の中で息を引き取ったという。

リューさんはシューさんの手を堅く握りしめた状態で亡くなったのであるが、死後も妻を手放したくなかったのか誰も彼の手を彼女から引き離すことができなかったそうだ。

「私が死ぬその日までいつもいっしょにいるって約束したじゃない。私のめんどうを見るって約束したじゃない。でも、あんたは私を残して先に行ってしまった。あんたなしで、どうして生きて行ったらいいんだい?」シューさんは、来る日も来る日も亡き夫の黒い棺にふれては、そう呟き、涙を流すのだった。


シューさんとリューさん


夫婦の物語は中国の人々を多いに感動させ、2006年、女性週刊誌『Chinese Women Weekly』によるトップ10ラブストーリーの一つに選ばれている。また、地元の地方自治体も、このラブストーリーが後世に伝わるようにと、「愛の階段」と夫婦が住んだ洞窟を博物館として保存することに決めたそうである。

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3件のコメント

[C48] イイハナシダナ~

久々にナイタ (ρ_;)シクシク
  • 2008-01-29
  • スイカアイス
  • URL
  • 編集

[C376] うーん

深いぃねぇ。
どうすればそんなに長い期間熱い関係になれるのだろう。。
  • 2011-04-20
  • まつじゅん
  • URL
  • 編集

[C757]

貧しさと引き換えに豊かさを得た夫婦。
  • 2016-02-19
  • 匿名
  • URL
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